東京スカイツリーに登ってきました。
曇り空だったけれど、エレベーターを降りるなり、その絶景に感動しました。
ビルで敷き詰められた街の果てにぼーっと広がる海。一面灰色で、海と空が一つになったように霞んでいて、それがかえって幻想的でした。
街には何本もの川が入り組んで流れ、遠く向こうまで続いていました。
私はビルの多さに圧倒されました。緑はほとんどありませんでした。けれども、この土地の素晴らしさを感じました。流れる川と海に囲まれた雄大な自然の中に、私たちは生きていると感じたのです。
私は江戸時代の江戸っ子たちに、この風景を見てもらいたいと思いました。「皆さんは、こんなに素晴らしい所に住んでいるんですよ~。」と、教えてあげたくなったのです。江戸時代の人たちは、こんなふうに自分の住む土地を眺めることはできないですから。
でも同時に、私が私に感動を伝えたかったんですね。私はこんなに素晴らしい土地に住まわせてもらってるんだな~と。もっとも私の住んでいる所は、地平線の果てあたりでありますが(^-^)
江戸幕府を開いた徳川家康は、江戸の開墾に苦心したと聞いたことがあります。江戸は、度々川が氾濫する湿地帯だったそうです。それを山を削って埋め立てたり、川の流れを変えたりして、住み良い街へと変えていきました。昔と今の関東の地図は全然違うそうですよ。
都内を歩いたり、電車に乗っていると、いくつもの川を当たり前のように目にします。だけど、こんなに水に囲まれた土地であることを感じたことはありませんでした。
でも上から眺めて初めて気付きました。東京は水の都だったんですね!
水面に浮かぶビル群が美しかったです。