もう何年も、歌ノートを書いています。レッスンで学んだことや、本やテレビを見て印象的だった歌に関わる言葉、そしてふと思い付いたことなどを書き留めています。
今日、なにげなくノートを見返していたら、ある言葉がぽ~んと心に響いてきました。
DRUM TAO(ドラム タオ:世界で活躍する和太鼓グループ)の藤高郁夫さんの言葉です。
これが日本の和太鼓! DRUM TAO WASABI(ドラムタオ wadaiko drumtao DRUMTAO タオ TAO 和太鼓 和太鼓タオ) - YouTube
まずは引用させていただきます。
『毎日毎日工夫することによって必ず才能が宿ることだけを信じて進めていこうと、その言葉がやっぱり夢を実現させる唯一の手段だと思っています。』
『気持ちを込めて、情熱を込めて表現すれば、世界中が感動すると単純に考えていた自分が嫌になった。工夫を継続して才能は宿る。自分たちだったらというオリジナリティ100%のものを創っていきたい。』
これはDRUM TAOを取材したドキュメンタリー番組で見つけた言葉です。
当時の私は「工夫」という言葉に惹かれました。何を言っているのかよく分からなかったけれど、何か心に残って、そして大切な言葉のような気がしてメモしたのです。
でも今日、ぽ~んと届いたのは「工夫」ではなく、「才能は宿る」という言葉。
え?才能は元からあるのではなく、宿るもの?後から身に付くもの?
そう思ってこの文章を読み直した時、初めて私はこの方の心が理解できました。
「工夫を継続して、才能になっていく。」
何度も読み返してきたのに、「才能が宿る」という言葉が身体に入ってきたのは初めてで、私は随分長いこと、この言葉を読み流してきたんだなと思いました。
たぶん当時の私は、才能は先天的なものだと思い込んでいたから、「才能が宿る」という言葉が理解できなかったのだと思います。耳に残らなかったのだと思います。
才能は後天的なものなのか?
藤高さんは、そうと明言しているわけではありません。
毎日工夫することによって、必ず才能が宿ることだけを信じて進めていこう。それが夢を実現させる唯一の手段だと。
つまり、才能は後から宿ると「信じて」活動していらっしゃるのだと思います。
折しも、私は今日、この文章を読む直前、自分には歌の才能ないのかな~と思っていたところでした。
私の才能は、あるかどうかは分かりません。でも無かったとしても、できると信じて、工夫して、努力していけば、私にも才能が宿ってくれるかもしれないと思いました(^^)v
そう思って続けていくしかないし、きっとそれが全ての夢の原点なんだと思います(^-^)
【才能と努力にまつわる先人たちの言葉】
「才能があるかどうかはやってみないと分からない。努力して努力して花開くかもしれないし、開かないかもしれない。」
…… 昔お世話になっていた歌の先生
「努力が報われるとは限らない。けれど、努力しなければ報われない。」
…… 村田諒太
「1%の才能と99%の継続、努力し続けることで今の自分がある。」
…… 安室奈美恵
「根本的な才能とは、自分に何かできると信じること」
…… ジョン・レノン
参考文献
「弱いメンタルに劇的に効くアスリートの言葉」 鈴木颯人著 フォレスト出版
まるちょん名言集 https://meigen.keiziban-jp.com/